W ビッグベンド国立公園へ

1 ホワイツシティからペコスへのドライブ

道路横断中の牛

 朝は0度以下で風もあり寒い。昨日のレストランで朝食を摂り、9時に出発。
 62号をカールスバッドの街へ行く途中から720号へショートカットする。 地図には396号と書いてあるが、現地の案内板は、720号と出ていてやや迷ったが、 牧場沿いののんびりした道で、放し飼いの牛も車の通過を見ながらゆっくり横断していた。

 

ペコスのガスステーション  285号線に出たら後はビッグベンドに向けてただただ南下するのみ。 しばらく走ってテキサス州に再び入ると石油の採掘ポンプが所々で見られるようになった。
   州境からペコス川に沿って52マイルでペコスの街に入った。ここで給油、10時半になっていたが、テキサス州のここはセントラルタイムで既に11時半。  まだ先は長いので直ぐに出発する。


 

2 フォートストックトンからマラトン

フォートストックトンの観光案内所

 何の変化もない平原のまっすぐな道路を走って、51マイルでフォートストックトンの街に着いた。 ここは、I−10号が東西に横切っていて、交通の要所らしく割合大きい街だった。サンタフェ鉄道の廃車を利用した観光案内所があった。 既に現地時間12時40分になっていたので、マクドナルドで昼食にする。
 ここから道は385号へ入るのだが、案内板もあまりハッキリせず、行きつ戻りつしてやっと385号に入ることが出来た。 道を見つけてしまえば、あとは車の来ない真っ直ぐ道をオートクルーズをセットして進むだけである。
 道路右側に、2億6千万年前の400マイルも続くキャピタン珊瑚礁の南端の山脈が見えてくる。 数百万年前に隆起して標高1800m位になったグラスマウンテンの山々だ。

 58マイル、2時半に、マラトンに着く。道路脇にはガスステーションしかない小さい街で人口は455人しかいない。 ここで念のため、満タンに給油して、一路ビッグベンド国立公園に向かう。


 

3 ビッグベンド国立公園

化石地層の展示

 マラトンから更に40マイルでやっとビッグベンド国立公園*の入り口、パーシモンギャップビジターセンターに着いた。 センターで地図を貰って更に南へ、1800年代中頃のラクダの放牧実験地や化石骨地層の展示などを 見ながら、更に1時間行くと、パンサービジターセンターに到着。 ここにはガスステーションや簡単な車修理工場もあった。

パンサービジターセンター

 

4 チソスマウンテンロッジ

カサグランデMt.  パンサージャンクションからグリーンガルチ道路を15分登ると、今夜の宿、チソスマウンテンロッジにやっと到着、長い道のりだった。 時間は午後4時30分になっていた。
 宿はインターネットで予約済みだったので、直ぐにチェックインできた。1泊83ドル。
 ここは、ビッグベンド国立公園内の唯一の宿泊施設で、国立公園局の コンセッションを持つフォーエバーリゾート会社が運営している。この場所はカーサグランデ、エモリーなどの山々に囲まれた盆地で風も遮られる良い所だ。 標高は約1650m、ウィンドウと呼ばれる1カ所だけが開いていて下界のチワワ乾燥砂漠が覗かれる。

 

カサグランデルーム  カサグランデと名付けられた木造2階建ての部屋に入ってゆっくり休む。夕食も食堂まで歩いていくのは面倒で、 日本から持参した乾燥ご飯と缶詰で簡単にすませた。

 本日の走行距離は276マイルだった。


写真をクリックすると大きい写真が見られます。


テキサス州南西部地図 

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