セコイア、キングスキャニオン国立公園の旅

第2日

1 シャーマン将軍の木

シャーマン将軍  ウクサチロッジから、南へ30分ほどでシャーマン将軍の木がある。 これは、地球上に現存する生物のなかで最も大きい物体で、 周囲31m、樹高84mもあり、体積は約1500立方米と本当に大きい。 樹齢は、2700年と推定されている。
 昨夜降った雪の白さと樹肌の鮮燈茶赤色の対比が強烈な印象を与える。

2 モロロック

 シャーマン将軍の木の近くから横道へ入ると花崗岩のドーム、モロロックの登り口に出る。 岩の階段が400段あり、頂上まではそんなに遠くはない。折から雪が降りしきり、 展望はまったくきかなくなってしまったが、登ってみた。 全く何も見えない。本当なら、シェラネバダの山々が見渡せる絶好の展望台なのだが。 直ぐ諦めて岩を降りたが、この頃から雪が激しくなり、道路にも積もりだした。
 ジャイアントフォレストロッジを改築したジャイアントフォレスト博物館の見学もそこそに、ウクサチロッジに引き返してみると、 昨日通ってきたジェネラルズハイウェイは、チェーンを着けた車か、4WDでないと通行禁止とのこと。
 明日は、フレズノからレッドウッド国立公園へのフライトがあり、レンタカーにはチェーンは着いていないため、 ジェネラルズハイウェイが通れなくなる恐れがあるので、急遽、南口から下る事にして、ウクサチロッジをチェックアウト。

3 南出口からバイサリアへ

 標高2000mのこの地域から、日光のイロハ坂より曲がりくねった急坂を一気に下り、 標高500mのフートヒルビジターセンターとアッシュマウンテン南出口に出た。 さすがにこのあたりまで下ると雪も止み、 晴れて暑くなってきた。
 名前は分からないが、花も咲いており、木の種類も増え、高冷地から平地へ降りてきたことが良く分かる。

 公園外のスリーリバーの小さな街を通り、Lake Kaweah という大きな人造湖を過ぎて、 行けるところまで行こうと気楽なドライブとなった。
99号線のバイサリアという街で5時頃になったので、 モーテルを捜したら、街の中心部にラディソンホテルがあり、フロントに聞いてみたら 部屋はあるとのことだったのでこの街に泊まることにした。
 メインストリート1本の小さな街だったが、中華料理屋も5,6軒あり、 そのうちの1軒で夕食を食べたが、わりに美味しかった。


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