V 財団運営の概況

 

財団事業の実施状況については、便宜上から4期に分けて記す。

  第1期(昭和41年〜同62年)および第2期(昭和63年〜平成8年)の事業についての概況は財団30年史に記述してあるので、50年史には事業の要約を記し、第3期(平成9年〜同25年)および第4期(平成26年以降)について事業の概況を記述する。

 

1 第1期及び第2期の事業要約

(1)山村の人材養成事業

@林業高校生に対する学費の助成

昭和45年から同48年に3名に対し計2,636,955円を助成した(資料1)。

A学校林造成校に対する表彰

昭和41年から平成8年まで表彰校139校に、表彰額29,400,000円、経  費9,360,104円、合計38,768,104円を支出した(資料2)。

       なお、昭和57年度から新たに緑の少年団の顕彰を学校林造成校と併行し

て行い、同58年も57年と同様2本立てで表彰したが、同59年からは緑

の少年団1本とした。

B僻地義務教育校に対する助成

    僻地義務教育校に対する教材(スライド映写機、映写幕)の寄贈対象学校

579校に、経費21,794,252円を支出した(資料3)。

    僻地学校に多年勤務し、僻地教育に挺身している教員を東京に招待した。

対象学校383校に、経費16,311,973円を支出した(資料4)。

C林業専門教育の助成(三重県美杉山林における施業的研究)

代表者 東京農工大学教授 川名明に、助成額77,644,155円を助成した

(資料5)。

D県が行う林業研修に対する助成

7県に、助成額920,803円を助成した(資料6)。

E林業技術の研究奨励に対する助成

67グループに対し、奨励金13,300,000円、経費2,909,377円、

16,209,377円を支出した(資料7)。

F林業技術の表彰および助成

対象者18名に、表彰額8,300,000円、経費1,393,245円、計9,693,245

円を支出した(資料8)。

 

(2)林業に関する学術試験研究助成

@自然科学の分野における助成

  対象者124名に、表彰額14,400,000円、経費1,033,004円、計15,433,004円を支出した(資料9)。

A林業に関する社会科学の分野における研究委託

代表者 松尾兎洋に、委託金6,055,126円を支出した(資料10)。

B複合林研究に対する助成(主に山口県高俣山林における施業的研究)

  代表者 東京農業大学教授 扇田正二に、助成額41,326,662円を助成した

(資料11)。

 

(3)山村の福祉事業に対する助成

@山村保健婦の招待(山村福祉事業)

対象者186名に、費用9,645,814円を支出した(資料12)。

 

(4)研究会に対する助成

 @林業集約施業体係研究会

昭和58年〜平成8年度(和歌山県大雲取山林における施業的研究)

代表者 東京農業大学教授 杉浦孝蔵に、助成金49,729,650円を助成した

(資料13)。

Aクヌギ林肥培試験研究

平成2、同5、同8年度(三重県美杉山林における試験研究)

      代表者 東京農工大学教授 丹下勲に、助成金1,531,573円を助成した

(資料13)。


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